小説は毎日書けばいいのか、それとも週に一度か二度休みを入れたほうがいいのか。
週に一度休みを入れるのは体感的にダメだと分かっている。休み明けには筆に力が入らないし、執筆エンジンが冷めてしまう。かといって毎日書けばいいのかと言うと、そうでもない。長編なんか書いていると、日を追うごとに得体の知れない何かが溜まってきて、ある日突然出力が0になる。おまけにそれが後を引くのだ。
週に一度休みを入れるのは体感的にダメだと分かっている。休み明けには筆に力が入らないし、執筆エンジンが冷めてしまう。かといって毎日書けばいいのかと言うと、そうでもない。長編なんか書いていると、日を追うごとに得体の知れない何かが溜まってきて、ある日突然出力が0になる。おまけにそれが後を引くのだ。
じゃあどうすればいいのだろう。先に書いたように週6ではエンジンが回らない。毎日書いて気合で乗り切る? あるいは休みを二日三日取ればいいのか?
私の場合、長編を書くと何故か必ずこの問題にぶち当たるので色々試行錯誤してきが、未だにどういうスパンで執筆するのがベストかは分かっていない。
しかしこの前、シェルショックという言葉を知った。戦場に長くいる兵士がおかしくなる現象のこと。色んな呼び方があって、wikipediaでは戦闘ストレス反応となっている。そこでこんな文章を見つけた。期間の差はあるが大体どこも似たようなことを書いている。
これを読んで、おいちょっと待てよ、とひらめいたことがあって、エクセルに記録している執筆字数を調べた。やっぱりそうだ。執筆を開始してから20~30日の辺りでピークが来て、そこからグンと下がる。下の図表はターンワールドの執筆字数七日平均線(横の数値は1=400字)だ。
見て分かる通りに、10(書き始める前にプロットとかを書いていたから、ここで底に着いたのだろう)と、37と、73で0になっている。しかし100~110の辺りでは0になるどころか微増している。というかこの後117で最高値を出しているし、そもそも82から118まで平均値が6を下回る日がない。一体どういうことか。
実は73の辺りは年末年始で、この期間は書けなかったのではなく、書かなかった(12/30~1/5)。年末から正月にかけて悲観的なことが書いてあるけれど、1月3日にターンワールドを書きたいと書いてあったので最低五日は休まなければ休養の効果が出ないのかもしれない。
100~110の間で何があったのかは分からない。上の戦闘効率が最大に発揮されるのは20~30日とあるが別のところでは50日と書いてある。ただし、この辺りで書くのが恐いとエクセルに書き残しているので、何かしら感じるものはあったようだ。それに117からはグラフが下がり始める。
次の底は133で、この時何をしていたのか調べると、プロットを書き直して、やる気が出なくて眠り、車検で車を持って行くと担当の人が変わったので疲れていた。つまり全然書いていなかった。
他の底値付近で何をしていたのか調べると、書けなかったのではなく、書かなかった日がある。書かなかった日が何日か続くと、ぼちぼち書き出して一週間後ぐらいに波に乗り始める。
これらのことから30日は毎日書いて、5日休むというサイクルが最適解なのではと予想してみた。今年は執筆30-休養5のサイクルで書いてみようと思っている。
(おわり 2017年1月6日 牛野小雪 記)
追記:モノトーン色ばかり見ていると気分が落ち込むらしいのでカラフルにしてみました。
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私の場合、長編を書くと何故か必ずこの問題にぶち当たるので色々試行錯誤してきが、未だにどういうスパンで執筆するのがベストかは分かっていない。
しかしこの前、シェルショックという言葉を知った。戦場に長くいる兵士がおかしくなる現象のこと。色んな呼び方があって、wikipediaでは戦闘ストレス反応となっている。そこでこんな文章を見つけた。期間の差はあるが大体どこも似たようなことを書いている。
- 第1期は兵士が戦闘に適応する期間で約10日間に及ぶ。
- 第2期は戦闘効率性が最大限に発揮される期間で約20 - 30日間に及ぶ。
- 第3期は兵士は過敏になり始めて戦闘効率性が低下し始める期間で約10日間に及ぶ。
- 第4期は終末的な戦闘疲労を見せる期間で約10日間に及び、この段階において兵士は完全に無気力な状態となり、部隊は効率的に戦闘することが不可能となる。
これを読んで、おいちょっと待てよ、とひらめいたことがあって、エクセルに記録している執筆字数を調べた。やっぱりそうだ。執筆を開始してから20~30日の辺りでピークが来て、そこからグンと下がる。下の図表はターンワールドの執筆字数七日平均線(横の数値は1=400字)だ。
見て分かる通りに、10(書き始める前にプロットとかを書いていたから、ここで底に着いたのだろう)と、37と、73で0になっている。しかし100~110の辺りでは0になるどころか微増している。というかこの後117で最高値を出しているし、そもそも82から118まで平均値が6を下回る日がない。一体どういうことか。
実は73の辺りは年末年始で、この期間は書けなかったのではなく、書かなかった(12/30~1/5)。年末から正月にかけて悲観的なことが書いてあるけれど、1月3日にターンワールドを書きたいと書いてあったので最低五日は休まなければ休養の効果が出ないのかもしれない。
100~110の間で何があったのかは分からない。上の戦闘効率が最大に発揮されるのは20~30日とあるが別のところでは50日と書いてある。ただし、この辺りで書くのが恐いとエクセルに書き残しているので、何かしら感じるものはあったようだ。それに117からはグラフが下がり始める。
次の底は133で、この時何をしていたのか調べると、プロットを書き直して、やる気が出なくて眠り、車検で車を持って行くと担当の人が変わったので疲れていた。つまり全然書いていなかった。
他の底値付近で何をしていたのか調べると、書けなかったのではなく、書かなかった日がある。書かなかった日が何日か続くと、ぼちぼち書き出して一週間後ぐらいに波に乗り始める。
これらのことから30日は毎日書いて、5日休むというサイクルが最適解なのではと予想してみた。今年は執筆30-休養5のサイクルで書いてみようと思っている。
(おわり 2017年1月6日 牛野小雪 記)
追記:モノトーン色ばかり見ていると気分が落ち込むらしいのでカラフルにしてみました。
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