最近、名詞→動詞ではなく動詞→名詞でも文章を作れることを意識化した

 私は遊ぶ → 遊びは私である

 みたいに位置を逆転すると意味が変わる不思議。これを応用して色んな形を探してみた

・ジャンプは田中だ 
・座ることはスマホだ
・恋はチーズケーキ
・読書はぽんぽこタウン

 ぽんぽこタウンは知らない人には意味が分からないだろうが私には分かる。文脈次第でどんな名詞も動詞の後ろにつけることができる。小説の中で文脈をつくれば『パルスのファルシのルシがパージでコクーン』みたいな文章も飲み込ませることが可能だろう。

 と、考えていたら、動詞→動詞、名詞→名詞もいけると気付く

動詞→動詞
・ジャンプが飛んでいる
・ジャンプが座っている
・執筆が走っている
・おしゃべりを閉じる

名詞→名詞
・女は男だった
・チーズケーキはサンガ
・目覚まし時計はにわとり
・カレンダーが日記
・辞書をkindle

 kindleなんてもう語尾がるだから簡単に動詞として使えそう。
 というか同じ言葉を重ねればより強い表現にできることにも気付いた。絶対に現代文(というか古典にありそう)でこの使い方は概念化されているだろうけれど勝手に【二重活用】と名付けてみた

二重活用
・王の中の王
・悪魔を超えた悪魔
・やめやめろ
・座って座る

 車に乗っている時とかにこういう言葉遊びをしていると変わった文章が見つかるので面白い。でも意味ね~なとも思っている。しょせんは言葉遊び。はっきり言ってしまえば上の文章はどれも正しくない。でも、こういう正しくない言葉の使い方から新しい文章が生まれるのかもしれないね。だなんて、また遊びに取って不純なことを考えている。ああ、ダメダメ。もっと純粋に言葉で遊べたらな。

(おわり)

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