最近ソシャゲではなくアプリに課金した。熟睡アラームというアプリで睡眠時間の記録を取って月平均の睡眠時間を記録できる。睡眠深度も測ってくれる。完璧ではないがある程度の目安にはなる(アプリを起動して一分で眠っていることになっているが絶対違うと思う)。先週ぐらいに睡眠負債というのも測れるようになって、サンプルを見てみると負債が溜まっている時に小説が書けないというのが分かったので、よし、睡眠負債を0にしたら書けるようになるかもしれない、というので課金したわけだ(年払いだとお得で3600円)。ちなみにアプリが返済計画も立ててくれる。その計画に合わせて本も小説もゲームも動画もうっちゃって、もう強制的に寝ちゃうわけだ。

 結果だけで言うと小説は書けた。なんなら睡眠負債が一時間を切ったあたりで頭の冴えが違うなと感じられた。これで0になったらどうなってしまうんだ‥‥‥と驚いている。もしかして私に必要だったのはインスピレーションだとか魂にビンビンくるネタじゃなくて睡眠だったのかもしれない。小説は寝て育つ。

 半年前からノートに毎日3ページ、どんなものでもいいから文章を書くのを日課にしている。もっとも小説みたいに強度のある文章ではないのでブログにさえ書く価値がないものばかりだ。毎日「小説が書けないぞ、くそっ」とか「本が売れない」とかは必ず書いている。「こんなもの書かずに小説書いた方がいいんじゃないか?」っていうのは月に2回ぐらい。ホントに自分でもそう思うけれど、ボクシングにおける走り込みみたいなものだと思って、とにかく書き続けている。実のところこれで小説の進みは遅くなった。調子の良い時は負担ではないが、以前なら1、2ページは書けるかな?という状態だと3ページ書くので力尽きてしまうので、一か月で15ページしかノートが進んでいない。

 おまけに並行して『何を書くか』ではなく『どうやって書くか』かも考えていてこんなクソブログも始めてしまった。さすがにこれは毎日書けないが面白いとは思っている。そして同時にこれをそのまま小説の技として使うには無理があるとも思う。しょせんは言葉遊びで、ここから使えるものを見つけて持ち帰れたらいいな、ぐらいの気持ちでいる。見つかるといいな。力は感じるから何かしらはあるとは思っているが。

 な~んて、さもしい気持ちで遊んでいるから何も得られないのだろう。そもそも遊びに『役に立つ』ことを求めているのが間違いだ。そして遊びは成長に必要だ。私はもっと遊ばなければならない。

(おわり)

牛野小雪のページ

追記:睡眠負債はあるのに貯金がないのは理不尽だ。寝だめっていうのは単に睡眠負債を返しているだけらしい。

追記2:言葉遊びにしても余裕のある時に遊んだ時の文章は面白い