胃の痛みが吹っ飛んだ

っていたら、20000字越えてもその場面が終わらず、その人も出続けたので、ずっと先生で通した登場人物がいる(その場面を書き終わった後に今さら名前を付けるのも変だと思ったので、そのままにした)。
 序章が終わって、やっと1章に入ると、今度は小林君というのが出てくる。そこで、ふと気付いた。小林のイニシャルはK。つまり、今回の話には先生とKが出てくる。『こころ』と一緒だと思った。(二人の関係性は全く違うが)
 wikipediaで『こころ』を検索すると、元々は短編集にするつもりだったが、『先生の遺書』が伸びて今の形になったらしい。これも一緒だ。
 今書いている物は元々去年の暮れに著者入門&宣伝用に99円で短編3つを収めた物を書こうと考えていたのだが、そのうちの一つが予想以上に内容が伸びたので、一作にすることに決めたのだった。
 胃が痛いのも夏目漱石と同じだと思うと逆に嬉しくなってきて、体中の細胞一つ一つが燃えているようになり力が湧いてきた。そうすると胃の痛みがすっと消え去り、執筆欲がもりもりと湧いてきた。
 読むのをやめると画面をスクロールして、再び続きを書き始めた。それであっという間に1章の残りを書いてしまった。何だかんだで予想通り先週の内に1章を終わらせることができて良かったという話。
 『こころ』ぐらい凄い物に仕上がると良いのになあ。

マイクタイソンは面白い。

彼の名前は知っていたが、どういうボクシングをしていたのかは知らない。
それで全盛期のマイクタイソンを見て死ぬほど笑った。
こういうのは良いところだけを編集しているんだろうけど、それを含めて人間の動きじゃない。
6敗したのが不思議なくらい動きがおかしい。
早回しで取っているように見えるが同じ画面に写っている人を見ればそうじゃないことが分かる。
小説に書いたらリアリティが無いって言われそう。
それと彼のパンチは絶対に喰らいたくない。多分一発で死ぬ。






牛の様に、根気良く、ただ静かに書いています

 一昨日、昨日と連続で聞かれたので、また聞かれて返事を考えるのは手間なのでここに書いておきます。表には出さないだけで小説はちゃんと書いています。神経の方も大丈夫ですよ。
 前に書けなくなったとブログに書きましたが、もう持ち直しています。もし、あのまま書かないでいたらと考えるとゾッとするぐらい進みました。ブログに執筆中のことを書くと何故か書き詰まるジンクスがあるようで書かないだけです。
 今日は大きな山を一つ越えたので、しばらく詰まってもいいかなと思ったのでここに報告しておきます。以前こっそりと聞いてきた人には半分まで進んだと言いましたが、つい最近やっと半分まで到達しました。
 進んでいないじゃないか。嘘をついたなと思うでしょうが、あの時は本当に予定の半分で、それが途中で書き足さなければいけないところが出てきたので予定が延びてまたその半分に到達したというちょっと変な事情があったからです。
 初めの構想ではもう物語を畳む頃なのに、まだ山場にも来ていないというのは恐ろしいことです。無名作家のこんな長ったらしい小説を読む人はいるんだろうかと不安になったり、それ以前に最後まで書ききれるんだろうか、そもそも面白くなるのか?とビビったりですが、どうにかこうにか書き続けています。

ぶっ壊れた?

 もうじき3分の2が書き終わる。字数的に当初の予定では初稿が完成しているはずだが、まだ3分の2。その手前である。やっとという気持ちと、まだかという気持ちの両方がある。まだ3月というのが信じられない。
 この前、ほんの1週間前の暖かい日のことだが、訳もなく今は10月だと思っていた。1月から書きはじめて、今はもう10月になってしまったと切ない気持ちになり、それから書ききれるんだろうかという不安が湧き起こった。
 ふとカレンダーを見るとまだ2月なので、おかしいと思った。8ヶ月もの間、誰もカレンダーをめくらなかったということがあり得るのだろうかと思いあぐねて、しばらくしてやっと今はまだ2月だと気付き、心底驚いた。本当に不思議なことだった。それもそのはず、去年と同じ速さで書いていたなら、今の字数までいくのに10月になっていただろう。それに気候は10月ぐらいの寒いようで暖かいという微妙な気候が頭と体を惑わせた。
 今までに無いぐらいの速さで書いているが、全然終わらない。それでも1週間を振り返ると、とんでもない量を書いたなと思う。1ヶ月振り返ると空恐ろしくなる。プロと比べれば月とスッポンだろうが、一年前の自分と今の自分を比べればやはり月とスッポンだ。
 それにしても今日はぶっ壊れた。こんな物を書いても良いのだろうかと不安になるぐらいぶっ壊れた。ここで読むのを止めたりしないだろうか?なんて考えたりもする。でもまあそれは予定していたことで、予定していたほどはぶっ壊れなかったのは残念ではあった。なかなか予定通りにはいかない。面白さも字数も。

あともう一山

やっと3分の2が書き終わった。物語の山場は越えた。人によっては長いエンディングでもあり、またある人にとってはやっと本筋に戻るというところでもある。
山場をひとつ書き切ると頭の中がスッカスカになる。でもまあ前と同じで、また元に戻るだろう。
それにしても今回はくそ長い。予定ではもう書き終わったはずなのになあ。はあ。

寒起こし、カラス狩る猫、茂み揺れ


家の裏には田んぼがあって、農家の人が寒起こしした次の日などはドバトや知らない鳥がわずかな籾を狙って群がってくる。その鳥たちを狙ってやって来るのが野良猫だ。
野良猫の寿命は長くない。最初は黒で、次にベージュに手足鼻先が黒い猫、青と白のサバ猫ときて、今はまた黒に戻った。
見た目は若いから最初にうろついていた黒猫ではないだろう。野良のくせに毛並みは艶々している。
昼飯を食べたあとに家の裏を見ていると、大抵猫が何処かを歩いている。家の塀を歩いていることだってある。そんな時は撫でようとすると大抵逃げられるが、向こうからやってきて体を擦り付けてくるときもある。
そんな時は可愛い奴めと、頭やあごの下を撫でていると必ずゴロンと仰向けになる。そこからさらにあごの下を撫でようとすると、両手でそっと手を挟んでくる。そのまま撫でていると体からゴロゴロと音を出す。仰向けになった時でないと何故かこの音は出ない。
今日の昼に家の裏を見ていた。寒起こしをしてから日が経っているのでハトはいなかったが猫はいた。体を低くして何かを狙っているようにゆっくりと進んでいた。その視線の先を追うと、空き地の茂みに生えている低木に2羽のカラスが羽を休めていた。どうやらそのどちらかを昼飯にするらしい。
猫とカラスの間には何もないので、カラスの方でも猫に気づいていた。猫が不用意に体を大きく動かした時などは、体を微妙に動かしたり、羽を広げようしたりする。そんなとき猫は体をぐっと縮めて動きを止める。
そのまましばらく待ってカラスの動きが落ち着くと、またそろりそろりと忍んでいく。
何度かそういうやりとりがあって、猫がカラスのすぐそばまで来た。
まだ距離は遠いがカラスの動きがそわそわしてきた。あと一歩か二歩で飛び立つのではないかと予想した。
息を詰めて猫とカラスを見ていた。カラスの動きは落ち着いてきたが、ぐっと大きく体を屈した。飛ぶと私は思った。事実一羽は飛んだ。
もう一羽も体を屈して羽を広げたが、猫が一瞬早く飛び上がっていて、枝から体を離すか離さないかのところで猫の爪にかかった。
一羽と一匹は一緒になって茂みに落ちた。
茂みの中から激しく羽ばたく音と「アー!アー!」とカラスのだみ声が聞こえる。
その音はだんだん弱くなり、そして静かになった。
胸の辺りが寒い気持ちになった。

才能の限界かな?

毎回一通り書き上げたすぐは、もうこれ以上は書けないと思った。
それでも頭の片隅ではまだこれ以上書けるとは思っていて、実際に書けた。
今回は全くそんなことがないので、どうやら才能の限界まで出したようだ。
一度読んだ限りでは凡作のにおいがぷんぷんする。書いてる時は気付かなかったが、相当肩に力が入っていたようだ。
今回は力作を書くつもりで始めたが、文字通り本当に力が入り過ぎてダメになった。昔書いていた文章にもどこか似ていて腕が鈍ったとガッカリする。次はもっと余裕のある話を書きたい。
傑作意識は作品を駄目にする。いや、本当はこれが自分の実力で火星から前作まではまぐれで書けたのかもしれない。今日は自分の才能を疑う1日だった。

文芸誌に関する雑感

 ここ数日は読んで書き直してを繰り返している。大きなところで書き直しはないが、前と後ろで整合性を合わせるためにちょびっと話の流れを変えたところがある。それで、こんな時に商業作家の人はどうしているんだろうかと疑問に思った。
 現在KDP界隈には群雛("むれひな"で変換後に"れ"を消すと打ちやすい)ぐらいしか、文芸雑誌がないので基本的に書き下ろしで書いた物が出版されるが、商業作家だと文芸誌に連載したものを単行本化している。
 あとになって書き直したいと思ったときはどうしているんだろうか。プロだし、編集もつくから最初から最後まできっちり書いてくるのでしょうか?それとも連載中の作品はボロボロで単行本化されるときに直してくる?
 私は文芸誌を買わないのでその辺はよく分かりません。生涯で一冊しか買ったことがありませんから。というのも文芸誌は高い気がします。どうせそれだけ出すのなら、好きな作家の文庫本でも買おうかと思わせる値段です。実際次の月には本棚の前で迷ってそうしました。
 ジャンプは単行本の半分ぐらいじゃないですか。文芸誌が売れないのはこういうところにも原因があるような気もします。まあ、これは出版界の事情を知らない人間の意見ですがね。
 

本の宣伝に関する雑感

  この前文庫本のルーズヴェルトゲームを立ち読みしてきた。ふと巻末をめくると宣伝がびっしりと書いてあってちょっとビックリした。
 それに比べてKDPの本はどうも宣伝要素が少ないようだ。あったとしても自著の宣伝にとどまるぐらい。池井戸さんですらあんなに宣伝を載せるのだから、KDP作家でも真似したらどうかと思った。
 そこで手元にある本(電子書籍ではない)ではどれくらい宣伝が載っているかを調べて見た。ちなみに手元にあるハードカバー本には宣伝が無かったのでほとんど文庫本を記載した。特に表記がない場合はタイトルと作者名は含まれるものとする。

『嵐が丘/E・ブロンデ』新潮文庫
○各作約60字の宣伝文 1ページに6作品 8ページ
計48作

『自分で「疲れ」をとる!日々の整体』静山社
○約60字の宣伝文 1ページ1作 1ページ
計1作

『吾輩は猫である/夏目漱石』岩波文庫
○タイトルと作者名のみ 1ページ約45作 9ページ
○40字の宣伝文 1ページ7作 1ページ
計400作(概算)

『天人唐草/山岸凉子』文春文庫
○本中に宣伝無し
○オビに作者の既刊8作
けい8作

『階段途中のビッグノイズ/越谷オサム』幻冬舎文庫
○オビに既刊の宣伝 一冊(ただし、その本は同本である)
○40字の宣伝文 5作
計6作

『長いお別れ/レイモンドチャンドラー』ハヤカワ文庫
○オビに自著5作
○40字の宣伝文 1ページ5作 14ページ
計95作

『ジョジョの奇妙な冒険34巻/荒木飛呂彦』ジャンプコミックス
○タイトルと作者名のみ 1ページ104作
計104作

 あんまり長く書くのも面倒なのでこの辺にしておく。
 紙で買った場合は折り込みチラシ?(正確な名前は知らないが、要は広告)が挟まれるので宣伝量はもうちょい増えるはずだ。
 これは私の私見だが有名作家の巻末ほど宣伝が多い気がする。逆に若い作家だと文庫本でも宣伝は少ない。そう考えるとKDP本の巻末に宣伝を書くのはやはり控えた方が良いのかもしれない。 

名付けに関する雑感

 プレビューファイルをkindle に入れて最後まで読むのに三日、ハイライトメモ機能で修正箇所を付けていく。それから修正作業でやはり三日。ああしんどいと思いながらも、やっと二周目の半分まできた。
 毎回一周目は消すことが多い、二周目は消したり足したり、三周目は確認するぐらいで弄ることはない。大抵二周目の目処がついた頃にタイトルを考えているのだけれど、今回は難しい。
 やっとひねり出した『メタモルフォーゼ』と『グッドライフ』はどちらも既に同名の作品があった。しかし、これ以上考えても他に良い案が思い付かないので、どちらかの後ろに主人公の名前をくっつけようかと考えている。主要人物の名前をタイトルにするのは戦前小説のにおいがするなぁと思ったが、一度思いついたらそれ以外の物が浮かんでこなくなった。
 タイトルだけでじゃなく、登場人物もなかなか難しい。気を抜くと、芸能人や知人の名前が出てくる。今回は知り合いの名前を出してしまったのだが、書いている途中でそれに気付いた。まあ、現実と創作で、その人とは似ても似つかないので良いかなと開き直った。途中で名前を変えるのは間違いの元だし、元の名前を知っているだけに読んでいて気持ち悪い。
 名前を付けるのは本当に難しい。


グッドライフ高崎望 ~自分史上最高の力み作が完成!~

道の外れでみんなを見ても 
自分以下のクズがいなかった 
空白の一年は致命的 
そらに半年積み増した 
いつか大きな風が吹いてきて 
全てを消し去ってくれるだろう 
そんな期待は打ち砕かれた 
上等!上等!やってやるぜ! 
上等!上等!見てきてやるぜ! 
これから先のグッドライフ! 

高崎望は一年半も学校へ行っていなかった。 
15歳になればどうせ死ぬだろうと思っていた。 
そんな中で先生に勧められた上等高校を受験して合格する。 
しかし、上等高校は不良の巣窟だった。望は果てしない不安を覚える。 
彼は再び学校へ通えるようになるのか? 
そして、不良の巣窟で生き残れるのか? 
高崎望の人生3年3ヶ月を描く長編写実的青春小説。
(アマゾンより引用)

タイトルどおりです。自分史上最高の力み作が出来ました。
力作ではありません。力"み"作です。
一応言っておきますけれど今まで書いた物はすべてスロースターター。
タメを積んで書くタイプですから、山場がずっと後ろです。
そして恐ろしいことに今回はかなり長い。
出す前に三回ほど読み返したのですが、作者でも寝起き状態で読むのはしんどかったです。
なにせ、なかなか山まで到着しない。あと下り坂もやけに長かった。
タメの部分でも引き付けられる仕掛けと、寝起きの時でもこっちの世界に引き込めるうまい文章を書きたいと思いました。精進、精進。

最初の三年生はともかく、二回目の三年生は読み飛ばしてもらってかまいません。
読んで面白いのは二年生まで。そこからあとは話の落ちをつけるために書いただけですから。
正直、あれ以外の終わらせ方が思いつきませんでした。


そうそう例によって4月1日から3日までの間に無料キャンペーンを実施します。
4月1日はエイプリルフールですが。たまたま直近でできる日がそうだっただけで、本当の事です。
年度末のせいか、最近KDPの色んな作業が遅くなっていますが5時頃開始だと思います。