それにしても暑いですね。
夏といえば怪談話ですが、幽霊より怖いのは生きている人間ですね。
 今日は散歩中に一台のライトバンがモロに突っ込んでくるコースで走ってきて、危うく難を逃れました。すれ違い様に運転手の顔を見たのですが、そこにはオーディオの青い光に照らされた若いニーチャンがぼんやりした目で乗っていました。暑さで頭がゆだっているんでしょうね。
そのニーチャンは用水路へ落ちる前に正気を取り戻して、ライトバンを元に戻した。牛野小雪も事なきを得た。めでたし、めでたし。

難を逃れた私は家に帰ると、とりあえずtwitterを見て、返信をして、KDPのレポートを見るとグラフがぴょっこり出ているじゃありませんか。しかも赤い線じゃなくて緑の線。はてな? 無料キャンペーンを設定した覚えはないのだが? とうとうAmazonも人がいなくなったのか? と管理画面を見ると蒲生田岬が今日から無料キャンペーンになっている!
 
その瞬間、私は思い出した。

いやね。これはちゃんと思い出せたんですよ。でもね。いつ無料キャンペーンしようかな。週末が良いかな。面倒くさいからやっぱりやめようかなと思っていた矢先にこれですよ。たぶん私が自分で設定したんでしょうが、まったく記憶にない。
夏の暑さってのは恐ろしいですね。幽霊も恐いですが、頭がおかしい人も、健忘症も充分に恐ろしい。

まぁ、二年前に書いたやつで恐縮ですが、これを機会に牛野小雪が初めてという人にも、初瀬さんにも読んでもらえると嬉しいな。もちろん始めてじゃない人にも。
この辺から大分書き方が変わったので、その意味では記憶に残っている話。たぶんこういう話はもう書けないだろうけど。



二年前で恥ずかしいところもあるが、そのまま出すことにした。だってもう始まっちゃたんだから。

もしよければここも参考に
『蒲生田岬』の苦情または感想

牛野小雪より