この前、1日中書いて5000字/日を突破した。さすがにここまで書ける人はそうそういないだろうとGoogle で検索したら1時間で5000字書くという人がいた。更には1000、2000ぐらいは当たり前の様に出てくる。中には1万というのもあってビックリした。1日ではなく1時間である。私なんかは、今日は書け過ぎだろうと自分で自分が恐くなる時でも1000字/時なのでとんでもないことである。そんなわけでちょっと嘘臭い話だと思った。
 そこで1時間で物理的にどれくらい文字が打てるのか考えてみた。昔、ブラインドタッチの練習ソフトでは400字/分だった。他の人も400代が多かったので、人間が打てるタイプ数を400と仮定する。文章を打つなら、漢字変換があるので、実用的には半分の200字/分ぐらいだろう。それを60でかけると12000字/時になる。なんと、物理的に一時間に一万字打つのは可能性としてはありえる。それどころかあと2000は打てるようだ。
 10,000字/時の人は文字を打ち込んでいる間でも、言葉が枯れることなくどんどん溢れてきている状態だと思われる。私でもそんな状態はあるが、ほんの束の間の出来事で、一時間も続くなんて考えられない。でも存在可能性としてはありえる。世の中には凄い人がいるもんだ。

(おわり 牛野小雪 記)