愚者空間

牛野小雪のサイトです。 小説の紹介や雑記を置いています。 あと短い話とか。

タグ:グッドライフ高崎望

 グッドライフ高崎望の改稿はそろそろ終わり。この頃は下手なりに色々工夫していて面白い。

 主人公の望の変化は髪型に象徴されているのだけれど、それが唐突にならないように何度も髪の毛についての言及があったり、窓から飛び降りる前に窓の描写が前章から何度も出たり、進路とか、恋とか、色んな前フリがたくさんあった。

 だけど、今回の改稿でそういう物をたくさん消した。作中で井上さんが言っていたように効くパンチを当てるには相手に準備をさせてはいけないからだ。

 ずっと昔、高崎望を読んだ人に、まだ小説を書き慣れていないと言われた時は意味が分からなかったけれど、今はなんとなく分かったような気がする。下手は下手なりに色々工夫して頑張っていたのだけれど、それには下手に見られたくないという焦りと不安があって、それがごまかしに繋がることはあるように思える。そのごまかしがまだ書き慣れていないという評価に繋がったのかもしれない。

 高崎望に限らず、改稿をすると下手さが浮かび上がってくるような気がしている。火星から蒲生田岬までのレビューはわりと好印象だけど、これからは厳しいレビューを貰うかもしれない。でも同時に作品の純度も上がって、結果的にはプラスになるのではないかという気もしている。自分自身で読んでも改稿後の方がよく効くからたぶん間違っていない。

(おわり)




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 グッドライフ高崎望でプロットの作り方を変えたので、冒頭は特に記憶に残っている。

 それまでは学校の教科書で習ったとおりの起承転結できっちり書いていたのだけれど、それだとどうも間延びしているような気がしていた。前作の蒲生田岬はかなり手応えがあったけれど、転に行き着くまでがかなりしんどいのではないかと思っていて、レビューでもそれはよく指摘されている。

 もちろん腕が拙かったというのもあるけれど、構造的に問題があるとも思っていて、これどうしたら良いんでしょうかね、と夏居暑さんに話すと「冒頭に一発かますといいですよ」と言われたので頭をぶん殴られたような衝撃があった。起承転結で進めなくても良いのかと目が開かれるような思いがした。数年後、またプロットの作り方を変えるが、この衝撃がなければ今も起承転結を守って書いていたと思う。

 というわけでグッドライフ高崎望以後の作品は全て冒頭で一発かますようにしている。要は短編一個書いているということ。読まれ方を見ていても、これはわりと成功しているような気がする。

(おわり 2017年12月13日 牛野小雪 記)

聖者の行進 上 (牛野小雪season2)
牛野小雪
2017-11-10
町へ出るトンネルの出口で美男美女の二人が殺された
無軌道に犯行を重ねるまさやんと追いかけるタナカ
しかしそんな事とは別に破滅の車輪は回り始めていた





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 やっと蒲生田岬の改稿が終わりました。話自体は変わらないけれど、以前より読みやすくなっています。5月9日以前の版を持っている人はアマゾンに申請すれば、最新版をダウンロードできます。 ※最新版に更新すると旧版は読めなくなります。



 改稿したついでに表紙にも手を加えた。といっても文章の方と同じで大きくは変えていない。具体的には以前の表紙は白く焼けたようになっていたので、全体の明るさを落として、コントラストは強くして色をハッキリさせた。(コントラストの意味は分かっていない)それとタイトルの字をちょっとだけ太くして読みやすくした。
 だけど蒲生田岬をちゃんと読める人が何人いるんだろうか? 私もこれを書き始めるまでは何と読むのか知らなかった。ちなみに“かもだみさき”とよむ。“がもうだみさき“ではない。でもパソコンで打つ時は”がもうだみさき”と打っている。

蒲生田岬 表紙案比較

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