警告:今日はカウフィールドさんの出番無し!

 

今までとは違った書評記事を書くと私は言った。それも今までとは毛色の違う物をと。たぶんこんなことを話すのは月狂さんにだろう。結果はどうなるか分からないが、とりあえず五本書いてみると言った。今思えば三つぐらいにしておけば良かったと思っている。

 

最初に夏居暑さんの『PS03』を書いて、これはわりと成功した。今までちょろちょろと書評を書いてきたが、そのたびにPVの桁が変わっていた(二桁か三桁かはいうまでもない)。カウフィールドさんとの書評でその桁がさらに桁が上がるということは無かったが、数は三倍以上になった。時間を三倍かけているせいかもしれないが、後述するようにカウフィールドさんのネームバリューだと私は考えている。

 

別に決めていたわけではないが、そのときはターンワールドを書き終わって今すぐ執筆にかかれる物もないから、二本目の『割られよ、凍てついた王冠よ』(通称:王冠)を書いたあとで、週に一本書くことにした。まぁ、これだけは自分だけの力で成功したのか怪しいところもあるが、王冠は結構な数閲覧されて、もうちょっとで桁が変わるところだった。

 

高橋熱さんの辺りでちょっとおかしくなってきたが、それでも毎週書いて砂鐘さんの『悪兄!!』まで書く毎にPVがひとつかふたつ上がるという風だった。

 

なんだか凄いことが起こっている様に書いているが、はっきり言って自慢できるような閲覧数ではない。でも、ライブドアブログにはログミンというアクセス解析機能があって、それを見ていると興味深いことが分かった。

 

ここのブログは9割がリピーターでひとつ記事を読んだらささっと出て行くのだが普通なのだが、中には初めて入ってくる人もいて、そういう人は"TS・カウフィールドと牛野小雪『○○』を読む"を踏むと、8割方がそのシリーズを最後まで読んでいった。記事下の「他の作家」というカテゴリーで表示されているところから移っていったものと思われる。初めて体験する波及効果だった。

 

今現在、砂鐘さんのところを読むと「他の作家」のカテゴリーの下二つに月狂さんと如月さんのものが表示されている。

こういうとまるでお二方が悪いような言い方なのだが、月狂さんと如月さんのやつは本当に読まれない。みんな夏居暑さんのところでふっと離脱する。(おい、まだ先があるだろう)とツッコミを入れたくなるほど見事に消える。タイトルにT・S・カウフィールドが付いていないだけで本当にスルーされる。

 

 うん、カウフィールドさんはね。変な話を書く人だけど、("こどものどうわ 『ぷりぷりものがたり/T・S・カウフィールド』","『私のアイリス/T・S・カウフィールド』")実際に遭遇すれば根は真面目な人だとすぐに分かりますよ。歩く紳士ですから。もしかすると言葉の端にもそれが漏れているのかな、とか考えたりして。でもね、他のも読んでいっても良いんじゃないかなって私は思ったんです。どうしてだろうかって色々考えたのですが、みんなカウフィールドさんのことが好きなんだと思いました。いや、たぶんきっとそうに違いない。カウフィールドさん無しでここまで読んだ人はよっぽどの物好きじゃないかな。そう考えるとここまで読んでくれたのは本当にありがたいね。それじゃあ、また。明日と明後日もよろしくお願いします。

 

(おしまい)


牛野小雪の著作リストです