愚者空間

牛野小雪のサイトです。 小説の紹介や雑記を置いています。 あと短い話とか。

2019年03月

 小説を書き上げる度に、もう二度と小説なんて書けないと思うけれど、しばらくするとまた執筆パワーが湧いてくるのはいつものこと。

 そろそろ『John to the world』を書いてみてはどうだと、ノートにちらちらと書いてみた。3年前からノートを書いているが、小説一個書くたびに自分の中の小説感が変わるので、いまいち最後まで突き切れない。去年は冒頭だけ書いてみたが今となってはボツ案になってしまった。もうずっとこの小説から逃げ続けている。

 逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメなんだ・・・・

 なんて、自分を追い込んでいると、また別の小説の案がぽこんと降ってきた。仮題は『妄想の戦争の話をしよう』。ティム・オブライエンは関係ない。戦争の話だけど妄想の話。冒頭は”これは本当の話である。”で始まる。そして戦争がウンコ爆弾(赤ちゃんのオムツではない)で始まる。

 今回は二年前みたいに小説を書く日は小説だけを書いてみた。すると1日4000字書けて、やっぱり『山桜』がなかなか進まなかったのは筆力が落ちたのではなく、執筆スタイルが違うからだと再認識できた。このペースだと来週には推敲まで終わっているかもしれない。今日のブログ記事のタイトルがいつもみたいに”書いてみよう”ではなく”書こう”なのは、それぐらい書ける確信があるから。

 軽いノリで書いているとはいえ、週に1万字以上小説が進むと気持ち良い。もしかするとあの書き方って間違っているのかなぁ。まぁこのノリで長編を書けるとは思えないけど。

 なんかこう、芯の入ったスタイルってのを会得したいなぁ。

(おわり)

100-200 ウンコ爆弾

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100-200 ウンコ爆弾 5
(本当のおわり)
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見出し ブログ
 去年群像に出した小説がダメっぽいから表紙にするための絵を描いてばかりいた。PIXTAで買った絵を表紙にしてもいいんだけれど、それは保険に取っておいて、自分がどこまで描けるのか挑戦している。

 ずっと絵を描いていると、おっ、凄い絵が描けた! アート界に革命が起きるぞ! とか思うのだけれど、ふと冷静になって過去の名画と比べると、あまりにレベルが違い過ぎて愕然としてしまう。まぁ、執筆の隙間に片手間で描いている人間が追いつけるわけがないのだけれど、あの熱狂が冷めてしまったのはちょっと寂しい。

 模写は絵に良い影響を与えるというのをあるところで読んだ。自分の手癖以外の線に触れるのは良い刺激になるのだそうだ(小説もそうかな。やったことないけど)。それで先週はクリムトの絵を4日かけて模写した。腕が拙すぎて複製画にはほど遠く、へんてこりんな絵になったが、なるほどこういう線の引き方があるのか、こういう色使いがあるのかと大変勉強になった。

 今週はパウル・クレーの模写をしている。このブログが更新される頃にはマグリットを模写しているかもしれない。
アーティスト気取り
 それにしてもこいつ、他人の絵を真似ただけで、すっかり巨匠気取りである。

 小説の書き方を忘れているんじゃないかと心配になる。

(おわり)

感想:昔々A波先生に自分の手をスケッチするといいと言われて、三週間ぐらい鉛筆を持った自分の手を毎日書いていた時期がありました。そのせいか、右手だけ他と比べて描くのが上手いような気がします。
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 小説を書き終わったから久しぶりに絵を描いている。kindle本の表紙も手直しした。腕は上がっているけれど、ぽっ、とプロの手で作られた物と比べると全然ダメでがっくりくる。まぁ片手間のたった数年で、トータルすれば実質一ヶ月もないような人間が超えられるようなものじゃないんだろうけど。

 脳みそが絵を描くモードになっていて読む本も美術の本が多くなった。するとそこに夏目漱石の名前にぶつかって非常に驚いた。
 夏目漱石って美術も語れるのか。そういえばと『吾輩は猫である』を開くと第一章にアンドレア・デル・サルトとかいう画家のことが書いてある。というか自分で絵も描いている。漢文ができて、英語ができて、詩も、俳句も、美術も、何でもできる。明治の文豪は教養ありすぎ。しかも小説まで書けるときた。一体どうやったら太刀打ちできるんだ・・・・・。

 未完ということで今まで読んでいなかった『明暗 』を読んだ。今の時代なら取り立てて騒ぐほどでもないが、この時代に三人称の他視点で書かれていることに驚いた。何かもう小説については夏目漱石が全てやりつくしてしまったんじゃないかという気がした。現代人にできるのは先生の型に従って時代性がどうの~批評性がどうの~とこねくり回すぐらいしかないのではないか。
先生とぼく5

 こうして私はまた夏目先生マジハンパないってことを改めて思い知らされるのであった。

(おわり)

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 山桜の推敲も終わり。2月26日にようやく完成。かなり長かった。
 雑感帳を読み返すと8月27日から着手したので半年もかかっている。
 8万字書くのにずいぶん時間をかけたものだ。
 本文の製作は104日。
 下のグラフは一日ごとの執筆量を七日平均線のグラフで表したもの。
山桜なのか平均線

 この前書いたやつは5-2日体制で書いて史上最速だったから、もしかすると書かない日を増やした方が書けるのではないかと考えて今回は4-3日体制で書いた。
 1-6日体制にすれば7倍書けるとは最初から思っていなかったので、どこかで頭打ちがあるとは思っていたが4-3日体制だとやはり執筆量が落ちた。ただし今回も書けなかった日は0日だった。
 正確な日数は数えていないが半年=180日で概算すると1日あたり444字。
 『後妻業』の黒川博行は一時間に原稿用紙一枚しか書けない遅筆だとwikipediaには書いてあったが、私はそれよりも遅い。データが消えたものがあるので断言はできないが今までで一番遅い。今の書き方だと400枚書くのに一年かかる計算だ。

 とはいえ、今回は小説以外のところでは頑張った。
 今回は雑感帳とノートを書き倒すことにしたからだ。
 雑感帳は執筆についての色々を書き記したもの。
 ノートは小説試験場みたいなもので、ここで色々書いてから次の日に小説を書いていた。小説の失敗博物館でもあり、書き終わった後は日付の下に『これ以外を書け!』と書いた。書けなかった日の翌日は調子が悪かった。
小説ノート雑感帳
 雑感帳は172ページ。ノートは74ページ。
 一文字ずつ計算するのは無理なので1ページ1000字ということにすると246,000字になる。それと先の小説の分を合わせると32万字。それを180で割ると1777字。小説の1000字と雑感帳やノートの1000字は強度が全然違うとはいえ今までで一番字を書いている期間だった。
 とはいえ平均で1日2000字は超えられない。これから先も伸びるとは思えない。どうもここらあたりが私の一日に生み出せる限界の文字数のようだ。プロの小説家は1日に原稿用紙10枚書くというので半人前ということになる。

 たぶんこれ以上書く日と書かない日の管理で字数を伸ばすのは無理だろう。そんな予感がある。
 そこで1日の中で時間をどう使うか考えてみた。
 1時間執筆したとしても実際に文字を打っているのは5分ほどしかない。残りの55分は書けない時間だ。ならこの5分をどうやって伸ばすかだ。
 書いている時間が5分とはいっても、まとまって存在するわけではない。ぽつぽつと書ける瞬間がつながっての5分であり、それはいつやってくるか分からない。でももしかするとある程度コントロールできるかもしれない。
 たとえば書けない日を減らすために書かない日を増やせば、書けない日がなくなり、結果的に書ける字数が増えた。それと同じように書かない時間を増やせば、書けない時間が減って、書ける時間が増えるかもしれない。
 極端な話をすれば書ける時間を10分に伸ばせるなら50分寝ていてもいいわけだ。
 今年はそういう事を考えながら書いていきたい。
 書く時間書かない時間
(おわり)

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