愚者空間

牛野小雪のサイトです。 小説の紹介や雑記を置いています。 あと短い話とか。

2016年06月



『黒髪の殻』をリリースしてからすぐに二版に更新したのは読者からいくつか指摘があったから。
変更したところもあるし、変更しなかったところもある。
ついでに読んで変えたところもある。
全ての指摘について下記の形で返答したわけではないけれど、面白いと思ったのでここに公開しておきます。誰かの参考になれば幸いです。公開の許可は取っています。
薄い赤や青が読者が書いた部分、真紅の部分が私の返答です。時々不精してマウスで書いている部分もあります。



修正 01

修正 02
修正 03

老人の人が『男』と聞いた場合はどうだろうか? という疑問が残った。
実際のところどうなんだろう?
無いというのが私の予想なんだけど。
これは人によって差があるかな。
修正 04
修正 05
修正 06
も は打ち間違い
”自転車のペダルを漕ぐ”がいいのでは? という指摘。↑

修正 07

修正 08
修正 09
修正 10

なんだか嫌らしいので書かなかったけれど、カンナとケンカで韻を踏んでいる。

KAーNーNA → KEーNーKA

韻を踏みたがるから同じ言葉を繰り返すことが多いのかもしれない。

修正 11
修正 12
修正 13
修正 14
修正 15
修正 16
修正 17
修正 18
修正 19
修正 20
修正 22

まだ他にもあったけれど、画像で返信しなかったので画像はなし。
内容にも関係あることだし。 
このあとまた少し話しをして良い体験をした。

変えていないところが目立つけれど変えたところもある。
詳細は以下のとおり
『黒髪の殻』二版に改訂しました

改めてきかれると、どうしてそう書いたのか自分でも分からないところが多くあったけれど、どうしてだろうと考えて、色々考えたり調べたりもして、ああ、なるほどと納得できることは多かった。それとは逆に、なるほど、と思って変更したところもある。
このあとまた少し話しをして良い体験をした。


(おわり) 

余談:KDPセレクトは内容の最大10%までを公開できる。でもそれが冒頭から10%なのか、合計で10%(例:冒頭5%+終盤5%)なのか 分からなかったので問い合わせてみると、こちらでは判断できないが突然セレクトを解除することはないと返信があったので公開してみた。
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先日出版した『黒髪の殻』を二版に改訂しました。
コンテンツと端末の管理から最新版に更新することができます。


最新版に更新すると旧版は読めなくなります。
初版から2版への変更点は以下のとおりです。


○目次の消去
○巻末にツイッターアカウントと当ブログへのハイパーリンクを挿入
○巻末の既刊紹介を一行二冊ではなく、一行一冊に。

小説の変更点は以下のとおり。

位置No.33


中二の秋に突然あることを突然悟った。

突然が同じ文中に二回ある。

中二の秋に突然あることを悟った。


位置No35

どうやら好きと嫌いは相反するものではなく、同時に存在できるものらしい。それで密かに心の目を周りに向けてみると、どうやら自分は努力の甲斐あって、誰よりも好かれているとまではいかないが、そこそこ好かれているとは感じられた。

どうやらが頻出

どうやら好きと嫌いは相反するものではなく、同時に存在できるものらしい。それで密かに心の目を周りに向けてみると、自分は努力の甲斐あって、誰よりも好かれているとまではいかないが、そこそこ好かれているとは感じられた。


位置No.96

何故大工にと言う前に叔父がその理由を語った。彼の友達の父親が大工の親方をしていて、昔はをとってさせていたそうだ。それで彼の元で修行した大工は、みんな立派な大工になって、業界では知る人ぞ知るという職人なっているそうだ。だから大工になれということらしい。

彼が誰を支持しているか分からなかったという指摘があった

何故大工にと言う前に叔父がその理由を語った。知り合いの父親が大工の親方をしていて、昔はをとってさせていたそうだ。その人の元で修行した大工はみんな立派な大工になり、業界では知る人ぞ知るという立派な職人なっている。だから大工になれということらしい。


位置No.97

高認をとって大学へという頭ではなかったが、

高認が分からないという指摘があったので“高認”の脚注を付ける


位置No.186

昨日は早い時間に寝たので、その分早く起きてしまった。新聞配達が来るよりも早く起きて、それから先は眠れそうになかったので、布団の中でじっとしていた。

早く起きてが繰り返されている

昨日は早い時間に寝たので、まだ新聞配達が来る前の時間に起きてしまった。それから先は眠れそうになかったので、布団の中でじっとしていた。


位置No262

クレーンは最初から現場にあった。

正人達は軽トラとダンプに分乗して建築現場へ行くわけだが、わざわざクレーンが現場にあったことを書く意味が分らなかったという指摘あり。ずいぶん考えて、もしかしてダンプについているクレーンのことが頭にあったのかと思いました。だからクレーンと書いておいた。これならいかにもあのクレーンだと思うはず。

クレーンは最初から現場にあった。


位置No.790

社長は突然態度を真剣な物に変え

態度は『物』かどうか判断が分かれるので『もの』とした

社長は突然態度を真剣なものに変え


位置No.978

は慌てて服に着替えると

は慌てて服を着ると


No.1669

問題は起こさないし、仕事は真面目にするどころか他の囚人に教えているほどだ。刑務官からの信頼も厚く待遇も良くなる。

他の場所では受刑者となっているので、ここでも受刑者とした。それと文が一度切れているので『。』から『、』に変えました。

問題は起こさないし、仕事は真面目にするどころか他の受刑者に教えているほどだ。刑務官からの信頼も厚くなり、待遇も良くなる。


No.1674

「久しぶり。僕の事は覚えているか?」

「久しぶり。僕の事は覚えてる?」


No.1773

最初に貰った石はまず荒いコンクリートで薄く形を整えた。

石は最初に荒いコンクリートで薄く形を整えた。


No.2091

仕事に慣れてくると毎晩大阪の町を歩くようになった。

出 はなくてもいい

仕事に慣れてくると毎晩大阪の町を歩くようになった。


No.2243

「その親方は?」

「その人は?」


No.2298

正人はあの部屋に住んでいる事についてうなずいたのだが、別の事でうなずいたと社長は勘違いしている。

上の文章だと親方が2つの事柄についてうなずいていることになる。

正人はあの部屋に住んでいる事についてうなずいたのだが、社長は別の事でうなずいたと勘違いしている。


(おわり) 
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 セルパブGANG!!(←!つけるのが正式?)で色々あって、先週から書いていた短編を書く気が失くなった。でも、書ききらないと次に進めないので、一応書き進めて最後まで書いた。むりやり終わらせた感はある。すっごい嫌な気分になって、もう何にもする気が起きなかったけれど、そのことを日記に書いていたらとってもいい文章が思い浮かんできて嬉しくなった。これを使える日がくると良いなとワクワクした。

 GANG!!の件だけど、何をやっても何か言われるんだから、やめたければやめたらいいと思う。誰かに金を貰っているわけでもないし、むしろ出しているんじゃないかな。やめたくなってやめるならそれまでのこと。もし仮に悪ドラ書いている途中で誰かにやめろって言われていたらヘリベさんはやめただろうか。きっとやめなかったはずだ、たとえ自分でやめたいと思っても。それと一緒。

 このセルパブがすごいは藤崎さんが引き継ぐそうだけど、藤崎さんにしたってやめたくなったらやめたらいい。 中止でなくても中断という手もある。誰かに引き継いでもらうということだってできる。個人でやることを会社でやるようにしなくたっていいんじゃないかな。実際会社じゃないわけだし。藤崎さんがぶっ倒れたらそれこそ中止になる。
 責任がある? 誰に対して? 私はアンケートを出したぐらいだし、他の人もそうだろう。大層なことをしたわけじゃない。見えているところだけだとヘリマルさんと藤崎さんだけがしゃかりきに動いているようにしか見えない。横からグチグチ言うなら自分で彼らのやっていることを台無しにするぐらいの物を出したらいい。そういう競争なら面白くていいし、やられた方も気持ちいいだろう。それか自分も彼らに力を貸すとか。

 前置きはこんなところにして、と。

 昨日『黒髪の殻』をリリースした。やっと肩の荷がおりた気分がする。やっぱり今まで気を張っていたんだなと実感した。月刊牛野はこれでおしまい。次はいつになることやら。それほど長く書くつもりはないけれど年内に終わるかな。

(2016/06/21 22:20 牛野小雪 記)

※そろそろ寝たほうがいいと思う、みんな寝不足なんじゃないか?

牛野小雪の小説はこちらへ→Kindleストア:牛野小雪
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黒髪の殻 (牛舎中編文庫) [Kindle版]

高校を中退した正人は叔父のすすめで大工に弟子入りする。
修行はつらいものだったが、いつかは親方を殺すという執念でもって正人は三年の修業をくぐり抜けた。
修行を終え県内の工務店に職人として雇われた正人だが、半分無実の罪で刑務所に入ってしまう。
刑期を終えた正人は大阪で心機一転を図るが、そこで偶然にも刑務所に入るきっかけになった女を見つけてしまう。

リリース記念 7月31日まで99円セール中

牛野小雪氏「黒髪の殻」書評 
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 だいぶ前にプレッシャーがあるとパフォーマンスが落ちるということを書いた。別の本を読んでいると、これまた似たような事が書いてあって、やっぱりビビリとビビらない奴では、ビビらないほうがパフォーマンスが良いと書いてあった。それじゃあどうしてビビリは淘汰されて、向こう見ずのアゲアゲ人間ばっかりじゃないんだろうと思うけれど、その答えもその本に書いていた。

 いわく、ビビリの人間は緊張する場面に出くわすと著しく能力が下がるが、色んな経験を積むと、かえってビビらない奴より上手くやれるようになる。読んでいて、へぇ、と思ったし、それなりに意味はあったんだとも思った。伊達にビビっているわけじゃないのだ。経験を積んだり、学習すればビビリの方が強くなるなんてマンガみたい。
 
 でもさ、やっぱりビビらない方が精神的には良い。それに前例がないことだとやっぱりビビらない方が強い(事実そうなのだが)。ビビリが強いのは経験を積めたり、学習できることで、変化の激しい場所は苦手だ。

 ちなみに日本人の97%はビビリの遺伝子がある。
だから勤勉って言われるのかな(学習したことについてはビビリのほうが強い)。もちろんビビり方にもグラデーションはあるんだろうけど。


(おわり)

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○進捗状況
一人で歌うには大きすぎて(仮題) 4500字くらい

 7/7に出る予定の『もの書く人々』で王木さんとリレー小説をしてくれませんかと提案されたが、王キさんとは成立できそうにないのでやんわりと辞退した。それでも対談後にきらりとひらめくものがあったので先週からぽつぽつ書き始めた。延べ日数3日でこれぐらい。一日1500字。1万字くらいで収まればいいなぁ。こういう時はだいたい1万2千ぐらいかな。途中でどんなにアイデアがふくらんでも2万は越えないだろう。『黒髪の殻』を出すのとどっちが早いかな。

 『黒髪の殻』を何度も読んでいて気付いたことがある。
 この作品の冒頭で正人という主人公が大工に弟子入りして親方に鍛えてもらう。おいおい今時弟子入り(笑)なんだけど、最初に親方が正人のプライドを傷つけたものだから彼は親方に対して殺意を抱いているわけで、いつか殺してやろうと腹の中で思っていて、でもそのまま殺すのはプライドが許さないから大工として一人前になってから殺してやろうというちょっと屈折した感情を持っているわけだ。
 この正人が大工として腕を上げて棟梁になるかどうかというのが前半の筋なのだが(これ一本で良かったかもしれない)、正人と親方の関係がまさに私と夏目先生の関係にそっくりだと気付いてちょっとびっくりしたことがある。もちろん私と夏目先生は直接会ったわけではないけれど『吾輩は猫である』を読んで、それまでもっていた自信を根本からぶち折られたあとはけっこう長く恨んでいた。コイツがいたせいで書けなくなったと思っていたし、死んでくれねえかなとも思っていた(まぁ実際に死んでいるんだけど、存在的な意味でね)。
 『黒髪の殻』で正人が刑務所から出たあと、大工道具を砥石で研いでいて、親方との違いを認識する場面があるんだが、そこなんて私が『真論君地の猫』を書き終わったときに感じたこととまさに同じで、それに気付いた時は(うわ〜、マジか~)と心の中で声が出てしまった。
 どれだけ頭を絞ったところで、結局は自分の中から出てきたものだから、自分の影響は避けられないのかもしれない。
 書いているときはもちろん、数回読んだだけでは気付けなかった。
 もしかするとまだ気付いていないだけで他の人間関係も、かつて自分が体験したことが下敷きになっているのかもしれない。
 菊池寛は人生経験を詰んでから小説を書けと言っていたし、夏目先生も猫を書いたのは40手前だ。小説みたいなフィクションだって体験が大事なのかもしれないね、と思った雨の日。冒頭の今書いている話だって『もの書く人々』の影響はあると感じている。

(2016/06/13 22:26 牛野小雪 記)

余談:”にちじ”と打つと西暦年月日、日時まで出てくることに気付いて驚いている。

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read only type yukina   
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