牛野小雪の雑感帳

KDP作家牛野小雪の雑感帳です。小説の紹介や雑記を置いています。あと短い話とか。辞書代わりに使えるサイトにもできたらいいな。

2016年03月

下の文字列をメモ帳に保存して、ルビを振りたい時に使っている。<rb></rb>で挟んだところにルビを振りたい文字、<rt></rt>で挟んだところにルビ。他のところは気にしないで大丈夫。私もしていない。<ruby><rb>〇〇</rb> ←ルビを振りたい文字<rp>(</rp><rt> ...

今書いているものの関係で意識とか、心とか、幽霊とか、その辺の本ばっかり読んでいる。前から気になっていたんだけど、ちょうど99円セールだったので即買した。意識については過去に一度ブログに書いていて、意識とは宇宙に対するロックンロールという内容だ。 ...

作家といえど作中の人間を勝手に殺すことはできない。○○は死んだ。おわり。みたいにはできないもので、彼らは作家に対して抵抗を試みる。  作家から書く意欲を失くしてみたり、物語自体をつまらないと思わせたり、突然部屋の掃除をさせたり、財布に溜まったレシートの整理、預金通帳の記帳、車両保険の払込み、まだ見ていない映画のことを思い出させ、人生に対する大いなる不安を抱かせ、この先一生書くことすら無理なように思わせる。彼らも必死なのでなりふり構ってはいられないのだ。 ...

ヘリベさんの悪魔とドライブは何人かが目を通して修正されているそうだが、コーフィー(それと私)と淡波さんは本当に目を通しただけで終わった。コーフィーはCRAZY SISTER(電書猫のサイトにある→この小説の作者は誰にゃん?「CRAZY SISTER」 | 電書猫)、淡波さんは光を纏う女。私はてっきりあれで終わりなのかなと思っていたんだけど、他に短編が2つ付いていると知ったので一応読んでみた。すると、あれから続きを書いていたのでちょっとびっくりした。でも、いつもの淡波さんだったという印象。最初の流れのまま書いていたら、本当に違うものになったと思う。やっぱり作家特有の書き方はなかなか変えられるものではないのかもしれない(変える必要もないかも)。 ...

実際の話じゃなくて小説の話。今書いているところで人ひとり殺さなければならなくなったんだけど筆はピタリと止まってしまった。筆力はまだあるのを感じるけれど気力が出てこない。  話の内容的には殺されるんじゃなくて死ぬわけだが、作家が文章を書いて殺さなければ相手は死んでくれないわけで、死んでくれないと話が進んでくれない。だからずっと止まっている。殺すのは人どころか猫でも難しい。真論君家の猫でもずいぶん筆が止まった。ある種の狂気がなければ人(猫)は殺せないようだ。 ...

よう、俺だ。ヘリマルだ。いきなりであれだが、おまえら、もし仙台で働くような事があれば隙間社だけはやめておけ。第一印象は恐らく“怪しい”だろうが、事実それは正しい。本当に怪しい会社だ。真っ当な顔をして実は……という事がないので、ある意味良心的かもしれない。時々何を血迷ったか、まだ若い真面目そうな奴が入ろうとしてくるが、お引取願っている。なにせ若さには未来があるからな。俺達だってそれぐらいの良心は持っている。悪い事は言わない。仙台で働くならまずは白昼社へ行け。仙台の会社を10+1社渡り歩いた俺が言うんだから間違いない。あそこは良心的だ。給料も良いし、定時で帰れる。俺だってチャンスがあれば入りたい。 ...

タマコとマサモリはスキー場に来ていた。マサモリは何度か滑った事があるが、タマコは初めてで、初日は彼に付きっきりで滑り方を見てもらった。最初は滑ろうと思えば止まり、止まろうと思えば滑る有様だったが、一度ロッジに戻ってカレーを食べると、何故か滑る事ができるようになった。 “最初でそれだけ滑られるのなら才能があるよ”とマサモリは言った。  ここへは三日の予定で部屋を取っている。 次の日は難しいコースに誘われたが、何でもないように滑る事ができた。むしろ雪面が荒れていなかったので簡単だったような気もする。 ...

 今日が終わろうとしている。時計の短針が12時の打つまであと1時間。僕はいてもたってもいられなくなり部屋を飛び出していた。  僕の住んでいる場所は寂れている場所にふさわしく街灯が少ない。そのくせ町の寂れ具合が夜の闇にくっきりと浮かんでいた。 僕は遠くに見 ...

 毎年梅雨が明けると僕は父に連れられて山を登る。それもちゃんとした道ではなく、車を道路脇に止めて山の中へと進む。父の車はスバルだ。その前もスバルだったらしい。僕は生まれていたが覚えていない。全ては写真の中の事だ。  家を出た頃は薄く汗ばむほどだった気温も ...

 どうせこの時期は書けないということが分かってきたので最近は執筆なんかほったらかしていて、冬至を過ぎたらきっと書けるようになると勝手に思い込んでいる。 さて機能に引き続いてGoogleトレンドで調べたことだが、今日は『小説家』について。何時頃からか小説は読む人 ...

 今日はGoogleトレンドなるものを知って色々と検索していた。これで単語の動向調査ができるらしい。 『幸せ』という単語を検索してみた。世知辛い世の中なのかずっと低空飛行している。しかし2012年の11月だけぴょーんとグラフが伸びていた。↓   何かあったのか ...

才能の話   (2015年11月24日 牛野小雪が記す)    自分に才能があるかどうか。時には自画自賛で「俺は天才だ」と良い気分になる時もあれば、「自分には才能なんてこれっぽっちもない」と疑う時もある。でもやっぱり心の底では才能があると思っているのかもしれ ...

執筆というか、その前段階で詰まっているので嫌になってくる。もしかして才能の枯渇かなと思うこともあったけれど、記録を振り返ってみたら、どうもこの時期は不調になるのが恒例らしい。蒲生田岬の時も、高崎望の構想を練っている時も、ターンワールドの時も、やっぱりこの ...

   この前角田光代さんの『空中庭園』という連作短編を読んだ。最後の章だけやけに出来が良いと思っていたら巻末に書き下ろしと書いてあって、ふーんと妙に納得がいった。私の勝手な持論だが書き下ろしと新聞連載の小説に外れ無しだ。これは書き下ろしで書く余裕がある。も ...

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