愚者空間

牛野小雪のサイトです。 小説の紹介や雑記を置いています。 あと短い話とか。

2014年04月

メロスはまっぱだかー

走れメロス
太宰 治
2012-09-27



しょせんは二番煎じ。いや、三番煎じかもしれない。甘い目で読んで欲しい。


メロスは激怒した。

太宰治が書いた走れメロスの有名な冒頭の一文。さて、彼は何故怒っていたのでしょう?
次はこう続きます。

必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。




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グッドライフ高崎望~自分史上最速の感想を貰う~

 朝起きると深夜に直接メールが来ていることに気付いた。それも数件。出した人は同一人物のようである。最新の物から読んでいった。要約すると『どうしてくれるんですか』という苦情だった。時間を見ると夜の4時を越えていた。
 次のメールは『あなたよくもこんな小っ恥ずかしいのを書きましたね。牛野さんがこんな物を書くなんて思わなかった』とある。
 さらに今度は『マジでヤバい。凄い引き込まれて全然眠れません』という苦情がまた。
 そして、最後に読んだ最初のメールは『まあ、触りだけ読んだけど、なかなか良いですよ』との誉め言葉だった。

 まさか、こんなに早く感想が来るとは思っていなかった。なにせ夏目漱石の虞美人草ぐらい長い。書いた本人でも3日かかったのだから、読者なら3週間ぐらいだろうと予想していた。
 徹夜して読みたくなるぐらい心の琴線に触れた物を書けたと思うとちょっと嬉しい気分がする。最低一人でもそういう人がいてくれたのなら、作者としてこの三ヶ月が無駄ではなかったのだと安心した。
 それと感想を貰うことはちらほらあるけれど、こんなに速いのは初めてだった。これもありがたいことである。 
 気を良くしたので、もうちょい無料期間を伸ばそう思います。5日まで。

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きんどうの片鱗を味わう

 昨日書いた物をきんどう氏が雅量をみせてTwitterで拡散してくれた。てっきり怒られると思っていたので、こんなこともあるんだなと関心した。
 さて表題通り、きんどう氏のワンツイートがどれくらいの拡散力があるか。これはある意味驚きと同時に納得のいく結果であった。普段は一桁の訪問者数がTwitterで拡散された瞬間に余裕で2桁を越えた。なるほどこれが電書界の有名人かとビビったがそれだけでは終わらない。人の流れはまだまだ止まらずに夜には3桁を越えた。初めて感じる人の流れにちょっと空恐ろしくなる。
 
 凄いなあと関心しながら床について、朝になってもまだ人が来ていたのには驚いた。昨日、今日と流れてきた人の数で気付いたことがある。それは無料キャンペーンをした時のダウンロード数の流れとほぼ一緒だということだ。まあ、考えてみればそりゃそうか。無料キャンペーンしたら初速は大体あそこ経由だもんな。
 でもワンツイートでここまでやるということは100回つぶやけば万単位の人が動くってことで、これって凄いよな。
 
 

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『ワールド・ウォー・わなび/月狂四郎』

 まずは苦情を言いたい。
 月狂さんに書評を貰ったので、ウフフと良い気分で彼のblogを再度訪問した時に、ふと気になって『月狂四郎』をAmazonで検索すると、新着でこの本が一番上にあった。
 ふむふむ、これが前々から言っていたヤバイ本だろうかと、作品のページへ飛び、内容紹介を読見始めた瞬間に、これはヤバイと直感した。別名で出せば良かったのにとも思った。
 妖しい魅力に引かれて、ふと気付くとダウンロードしていた。
 本当は今日も執筆して、夜にでも読もうかと考えていたのに、それを打ち遣ってこれを読んでしまった。読んでしまうと今日はもう書けなくなってしまった。どうしてくれるんですかと(笑)


 内容は某サイトのKOW杯を発端にして起こったとある事件の内側に迫っていくルポタージュ風文学。騒動の関係者を記者がインタビューしていく。
 KDP界隈で活動している人は「ああ、あれね」と分かるはず。
 これはあの人。これは誰だろう?そんなことを妄想しながら楽しみました。
 例の方は月狂さん本人ですよね?実を言うと私もあの騒動で月狂さんを知った口です。具体的には権当さんのツイートからです。もしそれが無ければ、ずっと知らないままだったのでは?という気もします。
 それにしても前作『泡姫ありえない』に引き続いて、また騙されました。このまま下衆い好奇心を満たして終わるのかと思いきや、後半からはKOW杯騒動の裏側が暴かれます(もちろんフィクションですよ)。なるほどそういうオチになるのかと、すっきりしました。

 下衆い好奇心で手を出したけれど、考えさせられることもありました。
 わなび(私も含め)からスターダムへのしあがるには、結局最後は自分の力でやり遂げねばならない。『ジーンマッパー』の藤井さんなんかは過去のインタビュー記事を読むとちょっと真似できないくらい努力している。梅原さんも表に出ないだけで、きっと何かやっていたに違いない。それに続く人もやはりそうだろう。作家ではないがきんどうさん自身も初期はかなり苦労していた。
 権当さんのモデルこときんどうさんがKDP界で大きな影響力を持つのは作家自身の他人に頼ろうとする依頼心が為せる業で、作家一人一人が『俺は一人でもやるぞ』という気概を持てば、こんな騒動も起こらなくなるだろう。きんどう氏自身も前から『うちは利用してやる』くらいの気持ちで使ってくれと言っている。
 それに権藤さんが大きくなったとはいえ、世間から見れば彼もわなびも豆粒大の泡のような脆くて小さい存在でしかない。一朝事があれば、あのきんどうさんでさえ危機に陥ったのだから。→でんしょのうらがわ/きんどるどうでしょうさん 過去ツイートを全削除する

 そんな小さな世界で潰しあってもつまらんだろうというメッセージもある気がした。 それよりかはお互いに利用しあって外の世界の人間を引っ張ってこよう、KDPのパイをデカくしようぜと。
 この本はきんどう杯(正確には第2回 風立ちぬ杯だそうです)の後に起こった例の騒動を元にしたブラックパロディだが、その実体は月狂さんからKDP作家に向けた『お前らしっかりしろよ』という叱咤激励ではないのだろうか?




追記 もしこれをきんどうさんがトップページで大々的に扱ったら最高にロックだと思う。

さらに追記 きんどうさんは大々的に扱わないそうだけれど、ここのページをツイッターで呟いていた。色んな噂があるけれど、心の底にはロックな心を持っているみたいで、ほんの少しだけハモってくれた。
 普段ではあり得ない訪問者数に少々ビビっている。きんどう恐るべし。

著者自身の紹介ページ
アブナすぎる新作「ワールド・ウォー・わなび」リリース

別の人の感想
ワールド・ウォー・わなびの丸木戸サキさんの感想


ワールド・ウォー・わなび
月狂四郎
電書のうらすじ
2014-04-11

 
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